栗東CWで追い切ったタップザット(左)は手応え良く併入
タップザットは栗東CWで
コルサーレ(4歳500万下)と併せ馬。2馬身追走から手応え良く並びかける。最後は併入でゴール板を駆け抜け、4F55秒8-41秒1-12秒7を計時した。「先週は反応が鈍かったけど、きょうは全然違った。1週間で良くなったんやな」とまたがった福永は満足げ。手綱越しから伝わる手応えは、格上馬相手とはいえ、あっさりと遅れた1週前追い切りとは雲泥の差だった。
動きを見届けた池江師も納得の表情を見せる。「先週よりも良くなった。ドバイでは馬体がさみしかったけど、少しフックラとしたと思う」。海外遠征帰りでも仕上がりの良さを強調する。
東京の1600mで500万下を制した。同じ舞台で行われた2走前は6着に敗れているが、主戦は当時の敗因を把握している。「もまれるのが初めてで、ササッと動けなかった。乗りやすい馬。マイルでも結果を出しているし、とにかくいいレースを。楽しみにしている」と期待を込めた。初の重賞制覇へ向けて、反撃開始だ。
アルタイルは松岡を背に美浦Wで併せ馬。僚馬
アジアンテースト(3歳1000万下)を2、3馬身引っ張る格好から直線併せ。ともに楽な手応えながら熱のこもった競り合いを展開し、最後は併入した。5F67秒7-38秒4-13秒2。「上がり重点で予定通り。しまいの脚も良かったね。一戦ごとに力をつけているし、あとは何とか抽選を突破してほしい」と手塚師は期待を膨らませた。