17日、札幌競馬場で行われた2歳新馬(ダート1000m)は、本田優騎手騎乗の7番人気アドマイヤスバル(牡2、栗東・中尾秀正厩舎)が、道中2番手につけ4角で先頭に並びかけると、逃げた1番人気レッドバラードを直線半ばで競り落とし、4馬身の差をつけて完勝した。勝ちタイムは1分00秒6(良)。さらに1.3/4馬身離れた3着には3番人気イイデチェロキーが入った。
勝ったアドマイヤスバルは、父アドマイヤボス、母アドマイヤエール(その父ジェネラス)という血統。叔父に03年東京大賞典(交流GI)を制すなどダート7勝(うち地方2勝)を挙げているスターキングマン(牡6、栗東・森秀行厩舎)がいる。アドマイヤボス産駒は、アリババシチー(牡2、栗東・田中章博厩舎)に続きJRA現2歳世代で2頭目の勝ち上がりとなった。
冠名「アドマイヤ」で知られる馬主・近藤利一氏所有の2歳馬は、クローバー賞を制したアドマイヤムーン(牡2、栗東・松田博資厩舎)や、函館2歳S(GIII)3着のアドマイヤカリブ(牡2、美浦・小島太厩舎)などこれまでに8頭が出走し、今回が7頭目の勝ち上がりとなった。