ウイニングチケットが種牡馬引退

2005年09月17日 12:40

 93年日本ダービー(GI)に優勝し、静内町のアロースタッドで種牡馬として繋養されていたウイニングチケット(牡15、父トニービン、母パワフルレディ、静内・藤原牧場生産)が種牡馬生活を引退し、今秋からは浦河町の優駿ビレッジAERUで余生を送ることになった。

 同馬は92年2月に函館競馬場でデビュー。2戦目の新馬戦で初勝利を挙げると4連勝で弥生賞(GII)を制覇。皐月賞(GI)は4着に敗れたが、日本ダービーでは同期のビワハヤヒデ、ナリタタイシンとの3強対決を制し、鞍上の柴田政人騎手(現調教師)にダービージョッキーの栄冠をもたらした。晩年は脚部不安を発症して思うような成績を残せないまま、14戦6勝(重賞3勝)の成績で94年に現役を引退。翌年から静内スタリオンステーションで種牡馬として繋養される。04年9月、同場の閉鎖に伴い、静内町のアロースタッドに移動していた。

 これまでベルグチケット(99年フェアリーS-GIII)、ユウキャラット(02年忘れな草賞-OP、オークス-GI・3着)、サンヴァレー(02年共同通信杯-GIII・2着)らを出していたが、一昨年にシンジケートが解散。今年はアロースタッドの所有で種牡馬生活を送ったが、配合数には恵まれずに種牡馬生活の引退となった。

 新しい供用先となる優駿ビレッジAERUには、91年有馬記念(GI)を制したダイユウサク、87年天皇賞・秋、マイルCS(共にGI)を連勝したニッポーテイオーらが功労馬として繋養されている。

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