今週福島競馬場でデビューする2歳馬4頭をピックアップして取材した。

・7月11日(土) 福島5R 芝1200m

マイネルパッセ(牡2・美浦・萱野浩二厩舎 父ダノンシャンティ 母コスモクラッベ 母父マイネルラヴ)
萱野浩二調教師
「ウチにいたマイネルファルケ(マイルCS・GI・2着)の近親で、体付きはスレンダーな感じですね。ここまで順調にきていますし、ゲートも速い方です。将来的にはもう少し長い距離もこなしてほしいですが、現段階では性格的に短めの方が良いようです。前向きな気性で初戦から楽しみですね。イレ込みそうなところもありますので、それが出なければと思います」

・7月12日(日) 福島5R 芝1800m

エフティスパークル(牡2・美浦・鹿戸雄一厩舎 父ハービンジャー 母エフティマイア 母父フジキセキ)
母エフティマイアは、新潟2歳S(GIII)に優勝し、桜花賞(GI)、オークス(GI)ともに2着。
「ゲート試験も早くに受かっていますし、順調に来ています。お母さんとは顔も雰囲気も似ていませんが、真面目なところは似ていますね。430キロほどと小柄ですけど、体を大きく見せるタイプです。福島の小回りはやってみないとわかりませんが、動ける状態にありますし、態勢は整っています」

ローズクランス(牡2・美浦・手塚貴久厩舎 父ネオユニヴァース 母エリドゥバビロン 母父Bernstein)
手塚貴久調教師
「先週除外になりましたが、元々福島2週目を目標に調整していましたので、今週でも問題ありません。追い切りでは少しモタれましたが、それも問題ないでしょう。テンションが高いのがどう出るかですが、素材も良くて能力が高いので、初戦から期待しています」

・7月12日(日) 福島6R 芝1200m 牝馬限定

サトノアイリ(牝2・美浦・宗像義忠 父ステイゴールド、母サーキットレディ 母父Grand Slam)
宗像義忠調教師
「1度入厩してゲート試験に合格して放牧に出ました。今回は再入厩になります。ゲート試験もすぐに受かりましたし、スタートも速くてセンスの良い馬です。ステイゴールド産駒で気性はピリッとしていますし、一生懸命走りますね。小柄で飼い葉食いが今ひとつなので一杯には追っていませんが、態勢は整っています。平坦コースも合っていると思います」(取材・写真：佐々木祥恵)