21日、船橋競馬場で行われた1R・特選2歳(ダート1000m、1着賞金140万円)は、桑島孝春騎手騎乗の8番人気ローカルスター(牡2、船橋・高松弘之厩舎)が、道中2番手追走から一旦は3角付近で先頭集団から離されたが、直線で盛り返し、連れて上がって行った2番人気プレリュードの追撃をハナ差凌いで優勝した。勝ちタイムは1分02秒8(良)。さらに1.1/2馬身差の3着には逃げた1番人気プリティオペラが入った。

　勝ったローカルスターは父が新種牡馬ダイタクヤマト、母ラッキールックス(その父ワカオライデン)という血統。8月25日のデビュー戦は中団で伸び切れず4着に敗退。2戦目での初勝利となった。通算成績2戦1勝。

　ダイタクヤマトは父ダイタクヘリオス、母ダイタクブレインズ(その父テスコボーイ)という血統で、スプリンターズS(GI)、スワンS(GII)、阪急杯(GIII)などを制し39戦10勝(重賞3勝)で引退。02年から門別・日高軽種馬農協門別種馬場で種牡馬として繋養されている。現2歳世代が初年度産駒で、この勝利が地方・中央通じて産駒初勝利となった。

　なお、JRAでは21日現在、ユキーナ(牝2、栗東・石坂正厩舎)、サンゴタール(牝2、栗東・安藤正敏厩舎)、サンライズヤマト(牡2、栗東・石坂正厩舎)の3頭が出走しているが、サンライズヤマトの2着が最高で未だ勝ち星はない。