23日、盛岡競馬場で行われたジュニアグランプリ(2歳、芝1600m、1着賞金600万円)は、村上忍騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝130円)マツリダアーティス(牝2、岩手・三野宮通厩舎)が、2番手追走から4角で先頭に並びかけると、直線外から迫った7番人気バルクに1.1/2馬身の差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分42秒0(重)。さらに1/2馬身差の3着には4番人気クールドールが入った。
勝ったマツリダアーティスは、父アドマイヤボス、母はJRA・4勝のコスモトップレディ(その父カコイーシーズ)という血統。04年北海道市場オータムセールにて200万円で落札されていた。7月のデビュー戦(盛岡・芝1000m)を6馬身差で圧勝すると、続く若鮎賞(盛岡・芝1600m)でも人気に応えて勝利を収めていた。通算成績3戦3勝。新種牡馬アドマイヤボスは、地方・中央通じて重賞初制覇となった。