24日、中山競馬場で行われた2R・2歳未勝利(芝1200m)は、中舘英二騎手騎乗の1番人気ケイアイデジタル(牡2、美浦・境征勝厩舎)が、スタート直後から先頭に立ち、直線で2番手からレースを進めた2番人気スパークチャットとの叩き合いをクビ差制して優勝した。勝ちタイムは1分09秒8(稍重)。同馬は父ブラックホーク、母ホーリーナイト(その父Dayjur)という血統。デビュー戦(福島・芝1200m)、2、3戦目(新潟・芝1200m)を2、3、3着と、好走するものの勝ち星を挙げるには至っておらず、デビュー以来4戦目での初勝利となった。通算成績4戦1勝。新種牡馬ブラックホーク産駒は、既にホッカイドウ競馬で勝ち星を挙げているが、JRA現2歳世代では初の勝ち上がりとなった。
阪神1R・2歳未勝利(芝1200m)は、武豊騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝140円)コスモルビー(牝2、栗東・西園正都厩舎)が、中団追走から直線脚を伸ばし、2番人気グッドショコラに3馬身の差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分10秒3(良)。同馬は父ソヴィエトスター、母Robinia(その父Roberto)という血統の愛国産馬。デビュー戦(小倉・芝1200m)は2着に好走しており、2戦目での初勝利となった。通算成績2戦1勝。
中山1R・2歳未勝利(ダート1800m)は、中舘英二騎手騎乗の4番人気ケイアイテイメント(牡2、美浦・秋山雅一厩舎)が、好スタートから先頭に立つと、直線で3番人気ブライアンズエッセ以下を4馬身突き放して快勝した。勝ちタイムは1分57秒4(重)。同馬は父アフリート、母トーダンサー(その父Nureyev)という血統。全兄にJRA5勝を上げたケイアイミリオン(牡7、大井・中村護厩舎)がいる。7月3日のデビュー戦(福島・芝1700m)はフラムドパシオン(牡2、栗東・角居勝彦厩舎)の11着に敗退。続く7月30日の未勝利戦(新潟・芝1600m)は感冒のため出走を取り消していた。通算成績2戦1勝。
札幌1R・2歳未勝利(芝1500m)は、四位洋文騎手騎乗の4番人気スーパーホーネット(牡2、栗東・矢作芳人厩舎)が、道中後方から徐々に進出し4角で先団に取り付くと、直線で直後から迫った2番人気ディープウイングの追撃をアタマ差凌いで優勝した。勝ちタイムは1分31秒3(良)。同馬は父ロドリゴデトリアーノ、母ユウサンポリッシュ(その父エルセニョール)という血統。半兄にはJRA・現3勝のマルブツスピーディ(牡3、栗東・中尾正厩舎、父サクラバクシンオー)がいる。デビュー戦(札幌・芝1800m)は、アキノレッドスター(牡2、栗東・藤岡健一厩舎)の4着に敗れており、2戦目での初勝利となった。通算成績2戦1勝。ロドリゴデトリアーノ産駒は、JRA現2歳世代では初の勝ち上がり。