現地時間29日、米・ベルモント競馬場で行われたメイドン(2歳牝、芝・6f)に、今年6月10日に死亡した
シーキングザパールの最後の産駒となるシーキンファインド
 Seeknfind(牝2、米・G.アラン厩舎)が出走。E.プラド騎手騎乗で3番人気に推された同馬は、直線外から追い上げ、勝ち馬のトゥーネームス Two Namesから約3馬身差の3着に入った。
 シーキンファインドは父Giant's Causeway、母は97年NHKマイル(GI)を制し、翌98年に
モーリスドゲスト賞(仏G1)で日本調教馬初となる海外G1制覇を達成した
シーキングザパール(その父Seeking the Gold)という血統の米国産馬。半兄に04年のニュージーランドT(GII)、アーリントンC(GIII)を制し、今年のフェブラリーS(GI)で2着に好走したシーキングザダイヤ(牡4、栗東・森秀行厩舎、父Storm Cat)がいる。
 母シーキングザパールは、通算21戦8勝(海外5戦1勝)の成績で現役を引退し、米国で繁殖入り。初仔からシーキングザダイヤを輩出し、その後は、未出走のザダムオブダイブ The Dam of Dive(牝3、父Storm Cat)と本馬を産んだ。今年6月10日、繋養先のケンタッキー州レーンズエンド
ファームで死亡。今年は流産したため、残した産駒は僅か3頭。2、3番仔の牝駒には、牝系の継続にも期待がかかる。