1日、阪神競馬場で行われた2R・2歳未勝利(牝、芝1400m)は、武豊騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝150円)アイスドール(牝2、栗東・池江泰寿厩舎)が中団から徐々に進出し、4角で先頭に並びかけると、逃げ粘る3番人気コスモダンスナイトをハナ差かわして優勝した。勝ちタイムは1分22秒6(良)。さらにクビ差の3着には7番人気エプソムベガが入った。
勝ったアイスドールは父が新種牡馬キャプテンスティーヴ、母ビスクドール(その父サンデーサイレンス)という血統。伯母に01年のドバイワールドC(首G1)でキャプテンスティーヴの2着に入り、同年のエリザベス女王杯(GI)を制したトゥザヴィクトリー、叔母に02年クイーン賞(交流GIII)を制したビーポジティブ、叔父にJRA重賞2勝を挙げているサイレントディール(牡5、栗東・池江泰郎厩舎)などがいる。8月21日のデビュー戦(新潟・1400m)は、フォーナインミダス(牝2、栗東・友道康夫厩舎)にハナ差届かず2着に敗れていた。通算成績2戦1勝。キャプテンスティーヴ産駒は、ショウナンサリーレ(牝2、栗東・松田博資厩舎)に続き、JRA現2歳世代2頭目の勝ち上がりとなった。
阪神1R・2歳未勝利(ダート1200m)は、上村洋行騎手騎乗の2番人気インテリアワード(牡2、栗東・矢作芳人厩舎)が、道中で先手を奪うと、直線で2番手を追走した6番人気ウインドスウェルを3.1/2馬身突き放して快勝した。勝ちタイムは1分14秒4(良)。さらにアタマ差の3着には1番人気レッドスポーツカーが入った。同馬は父スキャン、母レキオススター(その父ブレイヴェストローマン)という血統。8月6日のデビュー戦(小倉・ダート1000m)は3着。その後2戦連続で2着と惜しいレースが続き、4戦目での初勝利となった。通算成績4戦1勝。