メンバー中唯一のGI馬としての走りが期待されるストレイトガール(写真は2014年シルクロードS優勝時)
春のヴィクトリアマイルでGI初制覇を成し遂げたストレイトガールが登場。これまでは挑戦者の立場だったが、ここでは唯一のGI馬としての参戦だけに下手なレースはできない。しかし、実力馬ハクサンムーン、本格化したウリウリといったところも大きな差はない。スプリンターズSの前哨戦に恥じない好メンバーで行われる今年のセントウルS、出走を予定している主な有力馬は次の通り。
■9/13(日) セントウルS(3歳上・GII・阪神芝1200m)
ストレイトガール(牝6、栗東・藤原英昭厩舎)はヴィクトリアマイルで悲願のGI初制覇。今回はそれ以来のレースとなるが、距離はマイルよりもスプリントの方が向くタイプ。阪神コースは2歳時以来となるが、右回りの成績などから問題はないだろう。唯一のGI馬としての走りが期待される。
ハクサンムーン(牡6、栗東・西園正都厩舎)は2番手でも運べるようになって安定感が出た。春の走りから年齢的な衰えもなく、一昨年にロードカナロアを破っている相性の良いレースでGIに向けて弾みをつけたい。
ウリウリ(牝5、栗東・藤原英昭厩舎)はここにきて連勝。しかも前走は初のスプリント戦で今まで以上の切れを見せ付けた。それもハンデ戦で55.5キロを背負ってのものだから優秀だ。覚醒した今ならこのメンバーが相手でもチャンスは十分。
その他、休み明けを使われて上昇が見込める昨年の覇者リトルゲルダ(牝6、栗東・鮫島一歩厩舎)、近走堅実なアースソニック(牡6、栗東・中竹和也厩舎)、一叩きされて不気味なマヤノリュウジン(牡8、栗東・庄野靖志厩舎)、この距離では底を見せていないアクティブミノル(牡3、栗東・北出成人厩舎)辺りも上位争いの圏内。発走は15時35分。