Cデムーロ騎手騎乗のメルカントゥールがV(カメラ・高橋 由二)
11月16日の京都4R・2歳新馬(ダート1800メートル=11頭立て)は単勝2番人気の
メルカントゥール(牡2歳、栗東・杉山晴紀厩舎、父
ルヴァンスレーヴ)がゴール前で差し切りデビューVを飾った。勝ち時計は1分54秒4(良)。
5番枠から道中は中団を追走。7番手で直線を迎え、ジワジワとエンジンがかかり加速した。右へ左へ振られ、前が開くと鞍上のクリスチャン・デムーロ騎手がグッと手綱をしごき、ラスト3ハロン上がり最速となる37秒2の末脚で突き抜けた。
6日の追い切りにも騎乗した鞍上は「ゲートの出が遅くて、キック
バックも嫌がっていたが、直線で外へ出してからはいい脚を使って、能力が高い」と評価した。同日の追い切りは栗東・CWコースで81秒5―11秒4と素質の高さを見せており、調教通りの強さを見せつけた。
杉山晴調教師は「直線だけの競馬になってしまいましたが、ただただポテンシャルの高さだけで勝ちましたね。力がありそうな馬なので大事にいきたいです」と今後を見据えた。