「2歳新馬」(阪神5R・芝1800m)

　才気あふれる走りで初陣を飾った。ダノンシャンティ産駒のスマートオーディン(牡、栗東・松田国)が評判馬がそろったメイクデビューを1番人気に応えて快勝した。前半5Fが1分4秒6と緩やかな流れのなか、道中は中団で折り合って追走。直線で外から楽に抜け出したところで後方待機の2番人気のレヴィンインパクト(2着)が迫って来たが、M・デムーロの右ステッキが飛んでからの加速が圧巻。はじけるように伸びると、最後は2馬身半引き離してフィニッシュした。勝ちタイムは1分51秒1。さらに2馬身差の3着は先行した6番人気のカフジキングだった。

　M・デムーロは「めっちゃ強かった。スタートも速いし、スタミナもあるし、瞬発力もあるよ」と絶賛。同馬の父を管理していた松田国師は「ダノンシャンティの良さを、ケイコで見せていましたが、それをジョッキーがうまく引き出してくれましたね」と話した。