兄ブライトエンブレムに続く重賞制覇の期待がかかるアストラエンブレム(写真は2015年未勝利優勝時、撮影:下野雄規)
いちょうSからの改称となったサウジアラビアロイヤルC。昨年の覇者クラリティスカイは今年のNHKマイルCを制したが、今年もアストラエンブレムやイモータルなど素質の高い馬が揃った。出走を予定している主な有力馬は次の通り。
■10/10(土) サウジアラビアロイヤルC(2歳・重賞・東京芝1600m)
アストラエンブレム(牡2、美浦・小島茂之厩舎)は新馬戦こそ2着に敗れたものの、続く未勝利戦を上がり32.6秒の脚を使って圧勝。新馬戦で本馬を破ったロスカボスは野路菊Sを制し、未勝利戦で2着に負かしたブレイブスマッシュも次走を5馬身差で圧勝と、戦ってきた相手のレベルからも本馬の素質の高さが窺える。ここは母ブラックエンブレム、兄ブライトエンブレムに続く重賞制覇の期待がかかる場面。
イモータル(牡2、栗東・須貝尚介厩舎)は新潟の新馬戦を5馬身差で圧勝。先行して直線で軽く抜け出し、最後まで本気で追う場面がなかったにも関わらず上がり32.9秒という時計をマークしており、こちらも大物感はたっぷり。重賞のここでも当然上位争いが期待される。
その他、新潟2歳Sで3着に入ったマコトルーメン(牡2、美浦・水野貴広厩舎)、未勝利戦を出遅れながらも圧勝したハレルヤボーイ(牡2、美浦・田村康仁厩舎)、アストラエンブレムに負けたあとの未勝利戦を5馬身差で圧勝したブレイブスマッシュ(牡2、美浦・小笠倫弘厩舎)なども上位進出を狙う。発走は15時45分。