23日、福島競馬場で行われた2R・2歳未勝利(芝1200m)は、西田雄一郎騎手騎乗の7番人気シンボリカッシーニ(牡2、美浦・境征勝厩舎)が中団追走から徐々に進出し、逃げ粘る6番人気カシノアスワンをアタマ差捕らえて優勝した。勝ちタイムは1分12秒3(稍重)。
同馬は父が新種牡馬シンボリスウォード、母スイートエスカリン(その父ウォーニング)という血統。8月20日のデビュー戦(新潟・芝1200m)7着から、4戦目での初勝利となった。通算成績4戦1勝。
新種牡馬シンボリスウォードは、父Green Desert、母Kenbu(その父Kenmare)という血統の愛国産馬。半妹に00年クリスタルC(GIII)を制したスイートオーキッド(父Gone West)がいる。重賞勝ちこそないがOP特別を4勝するなど、芝の短距離戦線で活躍した。通算成績28戦7勝で現役を引退。門別・シンボリ牧場で種牡馬入りした。初産駒となる現2歳世代は11頭が血統登録され、地方ではビービーカルネ(牝2、北海道・角川秀樹厩舎)が勝ち上がっているが、JRA現2歳世代はこれが初勝利となった。