目下の勢いを物語る動きを披露した。前走の丹頂Sで、13年青葉賞以来となる勝利を飾った
ヒラボクディープは美浦Wの併せ馬で
クロスボウ(5歳1600万下)と併入。5F69秒0-38秒3-13秒4を記録した。ゆったりとしたフォームから最後は鋭い伸び脚を発揮と、2か月ぶりを感じさせない走り。国枝師は「動きは良かったし、走れる態勢にあるね」と声を弾ませた。
前走は4角先頭の積極策で3馬身半差の完勝と、鮮やかな変わり身を発揮した。要因について「これというものはないが、もともと青葉賞を勝っている馬だから」と説明する。4歳時は脚部不安で長期休養を余儀なくされ、復帰後もしばらく低迷したが、ようやく本来の力を出せるようになったとみていい。重賞を制している東京の長丁場で、完全復活を告げる構えだ。
マイネルフロストは美浦Wで
マイネルイルミナル(5歳1000万下)と併せ馬。5F70秒1-39秒8-12秒6と目立つ時計ではないが、素軽い動きで直線の末脚は目を引いた。騎乗した松岡は「絶好調時との比較で反応面に物足りなさはあるけど、前走を使ったことで踏ん張りは利くようになった。確実に良化している」と、海外遠征明けをひと叩きされての上積みを強調していた。