クリスチャン・デムーロ騎手を背にCウッドコースで追い切るクロワデュノール
◆第45回
ジャパンC・G1(11月30日、東京・芝2400メートル)追い切り=26日、栗東トレセン
今年の日本ダービー馬
クロワデュノール(牡3歳、栗東・斉藤崇史厩舎、父
キタサンブラック)は、予定通り
ジャパンCに出走することになった。26日の最終追い切り後、斉藤崇調教師が「これなら問題なくいけると思うので、予定通り使う方向でいこうかなと思います」と明かした。
1週前追い切りでは併走馬に遅れるなど良化途上。最終追い切りの動きで出否を判断し、オーナーサイドからは、状態が整わなければ有馬記念に目標を切り替えると発表されていた。この日はCWコースで3頭併せを行い、直線では機敏に加速。6ハロン82秒4―11秒1をマークした。指揮官は「先週に比べても4コーナーを回ってくるときの格好も良かったです。全体的に、いいときの
クロワデュノールが戻ってきているなという感じがしました」と
ジャッジした。
なお、追い切りにはレースで騎乗する北村友一騎手ではなく、クリスチャン・デムーロ騎手が騎乗した。「僕も(団野)大成も北村さんも、ダービーの良かったときのあの馬を追っかけてしまうところがある」と、第三者の視点を求めての起用。斉藤崇師は「クリスチャンも『競馬へ行くのに、全然問題ないよ』と言ってくれました」と話した。