岩田騎手が「次のステージに向けて良い準備ができた」と語るアグレアーブル(撮影:佐々木祥恵)
11月23日(月)に東京競馬場で行われる東京スポーツ杯2歳S(GIII・芝1800m)に、将来有望な若駒が美浦から出走を予定している。注目される各馬について、1週前追い切り後に話を聞いた。
アグレアーブル(牝2・美浦・斎藤誠)について、岩田康誠騎手。
「今日(11/12)の動きは良かったですね。リラックスして攻め馬ができましたし、成長を感じました。次のステージに向けて良い準備ができたと思います。ご飯をしっかり食べていますので、新馬の頃とは馬体も違いますし、トモがしっかりしてきたのは良い傾向です。スクスク育っていますね。初戦(新馬・1着)は遊びながら走っていましたし、この一戦でこの馬の真価がわかるのではないでしょうか。馬の成長を見てもらえたらと思っています」
プロディガルサン(牡2・美浦・国枝栄)について、国枝調教師。
「前走の芙蓉S(OP・1着)後は在厩で調整してきましたが、ここまで順調に来ています。今週(11/11)はウッドチップコースで3歳のサンマルティン(牡)と併せて追い切りましたが、動きも良くて感じも良かったです。これで来週やれば、レースに向けて丁度良くなるでしょう。当然相手も強くなりますからそう簡単ではないと思いますけど、期待している馬ですから楽しみです」
マイネルラフレシア(牡2・美浦・高橋裕)について、柴田大知騎手。
「この馬はすごく素直で、本当に乗りやすいです。とても軽い走りをして、フットワークも良いですね。軽い走りをするので、今日(11/12)のようにウッドチップコースで追い切ると、少し走りづらそうなところもあるのですが、その分負荷はかかっていますから。心臓もすごく強いですし、あとはもう少し体が増えてくれれば良いですね。道中掛かるところもなく折り合いに不安がないですし、馬込みでも競馬ができます。今回はメンバーは揃いますが、どのくらいやれるのか楽しみにしています」
(取材・写真:佐々木祥恵)