26日、高知競馬場で行われた珊瑚冠賞(3歳上、ダート1900m、1着賞金55万円)は、中越豊光騎手騎乗の3番人気シンボリオレゴン(牡8、高知・松下博昭厩舎)が、中団追走から3角で一気に先頭に立つと、後方から追い込んだ9番人気バンブーウニオンに2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは2分06秒1(不良)。さらに8馬身差の3着には8番人気ミヤマリージェントが入った。
勝ったシンボリオレゴンは、父ダンスホール、母メロディアン(その父Mariache)という血統。00年に美浦・高橋祥泰厩舎からデビュー。01年中山金杯(GIII)3着を含む通算30戦6勝という成績を残して04年に岩手・千葉博次厩舎に転厩。岩手競馬での2戦を挟んで、高知・松下博昭厩舎へ移籍すると、初戦から破竹の14連勝を飾っている。その後も安定した走りを続け、前走・オパール特別(ダート1600m)4着からここに臨んでいた。この勝利で重賞初制覇、通算成績を60戦26勝とした。
また同レースには、戦後生まれのサラブレッドとして国内最高出走記録更新中のオースミレパード(牡14、高知・細川忠義厩舎)が出走したが、こちらは6着に終わった。通算成績161戦29勝(JRA・46戦6勝)。