4番人気ショウナンパンドラが接戦を制し、GI・2勝目を挙げた(撮影:下野雄規)
29日、東京競馬場で
ジャパンC(3歳上・GI・芝2400m)が行われ、中団でレースを進めた池添謙一騎手騎乗の4番人気
ショウナンパンドラ(牝4、栗東・高野友和厩舎)が、直線で馬群の中から脚を伸ばして、最内を突いた7番人気
ラストインパクト(牡5、栗東・松田博資厩舎)・好位追走から脚を伸ばす1番人気
ラブリーデイ(牡5、栗東・池江泰寿厩舎)をゴール前で捕らえ優勝した。勝ちタイムは2分24秒7(良)。
2着はクビ差で
ラストインパクト、3着はさらにクビ差で
ラブリーデイとなった。なお、3番人気
ミッキークイーン(牝3、栗東・池江泰寿厩舎)は8着、2番人気
ゴールドシップ(牡6、栗東・須貝尚介厩舎)は10着に終わった。
勝った
ショウナンパンドラは、父ディープインパクト、母キューティゴールド、その父フレンチデピュティという血統。前走の天皇賞・秋では不利とされる外枠からよく差を詰めるも4着に終わり、今回も同じ15番枠を引くこととなったが、見事並みいる強豪を下し、昨年の秋華賞以来となる2つ目のGIタイトルを獲得した。
【勝ち馬プロフィール】
◆
ショウナンパンドラ(牝4)
騎手:池添謙一
厩舎:栗東・高野友和
父:ディープインパクト
母:キューティゴールド
母父:フレンチデピュティ
馬主:国本哲秀
生産者:社台コーポレーション白老
ファーム
通算成績:16戦5勝(重賞3勝)
主な勝ち鞍:2014年秋華賞(GI)
【池添謙一騎手のコメント】
陣営が最高の状態に仕上げてくれたので、あとは僕がしっかり乗るだけだと思っていました。天皇賞と同じ15番枠に当たったので、競馬の神様から同じ枠でちゃんと乗れるのかどうか試されている気がして、自分のもっているものを全て出そうと思ってレースに臨みました。(直線では)前にいるのが
ラブリーデイで、ここ2走負けていましたから、なんとか交わしてくれと思いながら追っていました。今本当に馬自身が充実していると思います。