たたき合いを制したクリスタルタイソン(右)=中京競馬場
力強く競り勝った。中京10R・寒椿賞(ダート1400m)を制したのは連闘策で挑んだ3番人気の
クリスタルタイソン(栗東・荒川)。2番人気で7着に沈んだカトレア賞からの逆襲を決めた。逃げる1番人気
ヴェンジェンス(2着)をマークする形で2番手を追走。直線では完全なマッチレースになったが、ボウマンのアクションに応えて首差で攻防にケリをつけた。勝ちタイムは1分24秒5のレコード。さらに1馬身半差の3着には中団からしぶとく伸びた4番人気の
キョウエイギアが続いた。
ボウマンは「まだ馬が子どもで、
リラックスして走ることを分かっていない。自分から走れるようになればもっとやれると思う。将来性を感じる馬です」と会心の騎乗に笑顔を見せていた。