16日、園田競馬場で行われた兵庫クイーンカップ(3歳上牝、ダート1700m、1着賞金350万円)は、田中学騎手騎乗の1番人気キクノジェニー(牝6、兵庫・田中範雄厩舎)が、3番手追走から3角でまくり気味に先頭に立つと、追いすがる5番人気ドリームシフトの追撃を3/4馬身差抑えて快勝した。勝ちタイムは1分51秒6(稍重)。さらに2馬身差の3着には7番人気キョウモルンルンが入った。
勝ったキクノジェニーは、父ジェニュイン、母キクノサンシャイン(その父ホリスキー)という血統。半兄に98年名古屋優駿(交流GIII)で3着に入り、JRA・8勝を挙げたキクノグリッター(父クリスタルグリッターズ)がいる。01年10月に栗東・藤岡範士厩舎からデビュー。7戦目で初勝利を挙げると、今年1月の4歳上1000万下(京都・ダート1400m)13着を最後に、JRA通算25戦3勝の成績で兵庫・田中範雄厩舎に移籍。7月、地方4戦目のサマークイーン賞で移籍後初勝利を挙げると、続くレースにも連勝。1戦挟んで臨んだ姫山菊花賞(園田・ダート1700m)はヨシノイチバンボシの4着に敗れたものの、前走の豊岡・いずし お城まつり特別に勝利し、ここに臨んでいた。今回6歳にして重賞初制覇を飾った。通算成績35戦7勝(うちJRA25戦3勝)。
なお、管理する田中範雄調教師は、昨年のカーディナルローズに続く同レース連覇を達成した。