日本のエルコンドルパサーをはじめ、世界中で活躍馬を輩出した大種牡馬キングマンボが死亡したことがわかった。26歳だった。
同馬は父がミスタープロスペクター、母がGI・10勝を挙げたミエスクという超良血馬で、競走馬としてはムーラン・ド・ロンシャン賞(仏GI)の母仔制覇など、GIを3勝した。引退後は米・ケンタッキー州のレーンズエンドファームで種牡馬入りし、初年度からジャパンCを勝って凱旋門賞でも2着に入ったエルコンドルパサーを送り出した。以降も米GIを5勝したレモンドロップキッドや、ジャパンCを2分22秒1のレコードで制したアルカセット、NHKマイルCと日本ダービーを制したキングカメハメハなど、世界中で活躍馬を輩出した。
2010年に種牡馬を引退。余生を過ごしていたが、最後は老衰による衰弱のため、安楽死の措置がとられた。