後続を寄せつけず完勝を決めたアドマイヤダイオウ=京都競馬場
ディープインパクト産駒がクラシックディスタンスで強い競馬。京都9R・梅花賞(芝2400m)は1番人気の
アドマイヤダイオウ(栗東・友道)が積極策から楽々と押し切り、春につながる2勝目を挙げた。道中は中団のポジションだったが、緩い流れを見越してM.デムーロは残り900m地点で動いて先手を奪取。直線で
ゴーサインを受けると瞬時に後続を引き離し、悠々とフィニッシュした。重馬場の勝ちタイムは2分29秒9。3番人気の
ミッキーロケットが外から力強く伸びて2馬身半差の2着。さらに3馬身離れた3着には2番人気の
ダノンシャルマンが続いた。
M.デムーロは「いい馬だね。追い切りでは馬場が悪かったけど、よく伸びていたし、自信があった」と会心の笑み。友道師は「直線は安心して見ていられた」とうなずいた。今後は若葉S(3月19日・阪神、芝2000m)からクラシックロードを目指す。