3日、中山競馬場で行われたステイヤーズS(3歳上、GII・芝3600m)は、O.ペリエ騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝180円)
デルタブルース(牡4、栗東・角居勝彦厩舎)が道中4番手から徐々に進出すると、直線内を突いて伸びてきた5番人気
エルノヴァをゴール前アタマ差捕らえて優勝した。勝ちタイムは3分47秒7(良)。さらに1.1/2馬身差の3着には2番人気
サクラセンチュリーが入った
勝った
デルタブルースは、父ダンスインザダーク、母ディクシースプラッシュ(その父Dixieland Band)という血統。03年11月に京都競馬場でデビューし、6戦目(福島・芝2000m)で初勝利。その直後に臨んだ青葉賞(GII)は13着と大敗するも、続く3歳500万下(東京・芝2400m)を勝って休養入り。同年9月の兵庫特別(3歳上1000万下)で復帰(5着)、九十九里特別(3歳上1000万下)で古馬相手に3勝目を挙げると、重賞2回目の挑戦となった菊花賞(GI)で見事GI初制覇を飾っている。続く
ジャパンC、有馬記念(共にGI)は共にゼンノロブロイの前に3、5着と敗れ、長期休養に入っていた。10ヶ月の休み明けを挟んで臨んだ前走の秋初戦アルゼンチン共和国杯(GII)は、59kgのトップハンデを背負い5着と敗れていた。この勝利で重賞2勝目、通算成績を15戦5勝とした。
鞍上のO.ペリエ騎手、管理する角居勝彦調教師共に同レース初制覇。JRA重賞は、O.ペリエ騎手が先月20日にハットトリックで制した05年マイルCS(GI)に続いての通算34勝目(うちGI・12勝)。角居勝彦調教師は、マイルCSをハットトリック、先月26日のジャパンCダート(GI)を
カネヒキリで制し、3週連続となる重賞制覇を飾った。今年重賞9勝目、通算12勝目(うちGI・4勝)となった。