【産経大阪杯】栗東レポート〜アンビシャス

2016年03月30日 17:51

 中山記念ではドバイで活躍したドゥラメンテに続く2着、リアルスティールラストインパクトには先着を果たしているアンビシャス。自身のドバイ挑戦は果たせなかったが、それだけに今回のレースには力が入る。
 今朝は先週に続いて同じ厩舎の条件馬プレスアテンションと併走での調整。800メートルのタイムは52秒3、最後の200メートルを12秒6としっかりとした脚を見せた。

 調教後の関係者へのインタビューの内容は以下のとおり。

アンビシャス(音無秀孝調教師)

◎中山記念は惜しかったですね。
 うまく折り合いがついたのでね。折り合いがつけばいい脚を使うというのは皆さんもわかったと思いますね。強いメンバー相手に一番速い上がりの脚を使いましたからね。

◎その後はどんな調整だったのでしょう?
 別に特別なことはしていません。同じような調整をしています。

◎今の馬の状態はどうでしょう?
 前回のレースに引き続きいい状態です。

◎今日の坂路コースでの調教がどうだったでしょう?
 もともと坂路での時計はそれこそ50秒を切るような時計を出す馬ではないので、(今日計時した)52秒台というところが中距離を走る馬の(まずまずの)時計だと思いますけど。

◎阪神の2000メートルは初めてですが?
 直線の長い東京コースとか阪神の外回りコースが合っていると思いますが、大阪杯は阪神の内回りということで直線の長さから言えばちょうど(前回走った)中山ぐらいなのかなという気はします。前が止まらない展開になった時に届くかどうか懸念していますが、ペースの速くなかった前回の中山でも最後に来てますからね。

◎折り合いはつけやすい馬でしょうか?
 いやいや、つけにくいから大変なんですよ。デムーロ騎手が乗った毎日王冠、天皇賞はうまく行かなかったですよね。もともとルメール騎手が一番合っていて勝ち星のほとんどがルメール騎手なんですね。他の騎手も何人か乗っているのですが折り合っているようには見えないですね。だから今回は横山典弘騎手が初めてですのでうまく折り合いを付けてくれるのかどうかというところが鍵かなと思っています。

◎スタートに課題があるように見えますがどうでしょう?
 確かに前回と毎日王冠は出負けの形でした。しかしスッと出たときでも折り合ってないことがありますからね。前回のように出負けしても折り合っているし。だからいいか悪いか言えないですね。理想は福島のラジオNIKKEI賞のようにスッと出て中団あたりで折り合えれば最高なんですが、なかなかそうはできないですね。

◎先週のドバイでは中山記念で一緒に走った馬が活躍していましたが?
 中山記念のような走りができればドバイに行った馬達と遜色ないわけですから。しかも今回はGI勝ち馬と斤量で2キロの差がありますから、そのあたりで何とか頑張って欲しいと思っています。


(取材:佐藤泉)

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