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【宮下瞳騎手・内尾記者が見た】母として騎手として奮闘 「ママが馬に乗っているところを見たい」のひと言から再び動き出したストーリー

2025年11月26日 23:00

引退セレモニーの後(左から)小山優心くん、宮下瞳騎手、小山信行さん、小山健心君と記念写真(カメラ・内尾篤)

 女性ジョッキーとして国内最多の1382勝を挙げた宮下瞳騎手が11月26日、名古屋競馬場で現役最後のレースを終え、引退セレモニーが行われた。調教師試験に合格し、12月1日付で転身。地方競馬を見てきた内尾篤嗣記者がエピソードをつづった。

 95年10月に名古屋でデビューした宮下瞳騎手は、妊娠を機に11年8月に一度は引退した。母親として穏やかに過ごしていた15年夏、当時3歳だった長男の優心くんが現役時代の写真を見つけて言った。「ママが馬に乗っているところを見たい」。そのひと言で、現役復帰を決めた。1年後の16年夏に再デビュー。21年11月に女性騎手初の通算1000勝など輝かしい実績を残し、競馬に家事に全力を尽くす母の姿を2人の息子に見せ続けた。

 22年の母の日。まだ幼い次男の健心君は「ままへ いつも ごはん つくってくれてありがとう 大きくなったら おんがえしをしたいです。『大好き』」のメッセージカードを送った。子どもたちは現在、中京競馬場の乗馬少年団に通い、ジョッキーを目指して奮闘中。「中央の騎手を目指しています」という13歳の優心くん。LINE動画で騎乗する様子を見せてもらったが、やはり両親に似てスジがいい。

 息子たちが立派な騎手になって、競馬で頑張る姿を見せ、母に恩返しする。偉大な「継承」の物語を楽しみにしている。(内尾 篤嗣)

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