22日(日)に東京競馬場で行われる第77回オークス(GI・芝2400m)に出走する
アウェイク(牝3、美浦・斎藤誠厩舎)について、追い切り後の斎藤誠調教師のコメントは以下の通り。
「フ
ローラSの当日は香港(
ヌーヴォレコルトがクイーンエリザベス2世カップに出走)にいて、レースは映像で見ました。小さい画面で見ていたのですが、よく残ってくれたというレース振りでしたね。
初めて間隔を詰めて使いますが、
テンションも上がらず、体も減らないところを見ると成長してきたな、と感じます。馬体は脚が長くなってちょっと見た目には細く見えるようになったのですが、体重は変わっていないですし、落ち着きがあるのがいいですね。この馬のきょうだいは気性の激しい馬が多いのですが、そこに気をつけて調教してきました。
先週、前の馬を追いかけるハードな追い切りをしたので、今朝は単走で気分よく走らせるようにしました。重心の低い、いい走りをしていたので、これなら恥ずかしいレースにはならないと思います。いい状態で競馬に臨めるでしょう。
(2400mに関して)距離が延びて、かかる面が出ないかを心配していたのですが、前回も吉田豊騎手が上手く乗ってくれましたし、一瞬の脚を使えるように運べれば2400mでももつと思います。非常に性格がクレバーで、一戦一戦経験を積んでここまで来ましたから、ここで花を咲かせてくれないかなと願っています。
(―お兄さんが厩舎に初のGIタイトルをもたらした
ゴスホークケン、という厩舎ゆかりの血統)お兄さんを厩舎で管理していた頃には、まだ母親(
オールザウェイベイビー)がアメリカにいたのですが、やはり何かの縁を感じますし、その妹でオークスに出られるというのは嬉しいですね。吉田豊騎手もオークスを2勝していて勝ち方を知っていると思いますから、あっと言わせてくれるようなレースを期待したいと思います」
(取材:大関隼)