ディープインパクト産駒のアキヒロ フランスの新馬戦を勝利

2016年08月15日 10:35

日本で産まれたディープインパクト産駒が仏でデビュー勝ち(写真はディープインパクトの新馬戦、(C)netkeiba.com)

 9日(火)にフランスのドーヴィル競馬場で行われた開催の、第5競走に組まれた2歳新馬戦(芝1500m)で、日本で産まれたディープインパクト産駒のアキヒロ(牡2)がデビュー勝ちを飾った。

 アキヒロは、GI・14勝の名牝ゴールディコーヴァや、現役の欧州最強マイラー・ソロウらのオーナーブリーダーとして知られるヴェルトハイマー兄弟による自家生産馬。

 ヴェルトハイマー兄弟の所有馬で、現役時代は準重賞のシャルルラフィート賞(芝2000m)を制している他、2つの重賞で入着しているバーハマを日本へ送り、ディープインパクトを交配して、14年2月21日に日本で生まれたのがアキヒロである。

 フランスに送られ、伯楽アンドレ・ファーブル調教師に管理馬に置かれたアキヒロは、デビュー戦となった9日の一戦にオッズ3.5倍の2番人気として出走。前半は後方馬群の内側でレースを進めた同馬は、直線に向くと一気に末脚を伸ばしたが、スタートから先手をとっていたネゲヴ(牡2、父ソーユーシンク)が、残り1F付近で内側に急激に斜行。

 進路を妨害されたアキヒロは、体勢を立て直して追い込んだものの、ネゲヴを短頭差捉えられずに2着で入線。しかし審議の末に、アキヒロの繰り上がり優勝と決したものだ。

 そのレース内容から、ここまでにデビューしたフランスの2歳世代の中では「屈指の存在」と評価する関係者もあり、今後が注目される1頭となっている。

(文:合田直弘)

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