検索メニュー

  • クラブ馬分析
  • 募集馬検索
  • 血統検索
  • 条件別検索

詳細検索

  • 性別
  • 馬齢
  • 生産者 指定なし
  • 馬主名 指定なし

生産者

クリア
A
B
C
D
E
F
G
H
I
J
K
L
M
N
O
P
Q
R
S
T
U
V
W
Y
Z

馬主名

クリア
A
B
C
D
F
G
H
I
J
K
L
M
N
O
P
R
S
T
U
V
W
X
Y

【札幌記念】ネオリアリズム奇襲で王者斬り モーリス2着で堀厩舎ワンツー

2016年08月22日 06:00

 逃げ切りを図るネオリアリズム(左端)。右端はモーリス=札幌競馬場(撮影・三好信也)

「札幌記念・G2」(21日、札幌)

 年度代表馬を奇襲で下した。5番人気のネオリアリズムが、キャリア14戦目にして初の逃げを打って重賞初V。鞍上のルメールが存在感をアピールした。堀厩舎は北九州記念もバクシンテイオーで制し、自身2度目の同一日・JRA重賞制覇を達成。単勝1・6倍の断然人気に推されたモーリスは、僚馬に敗れる形で2着。米遠征を今秋に控える2番人気ヌーヴォレコルトは4着に終わった。

 ルメールの腹は決まっていた。ためらいもなくネオリアリズムを先頭へエスコート。前半5F59秒9と速めのラップを刻んでいく。「折り合いの難しい馬だけど、逃げている時はリラックスしていたよ」と思惑通りにハミが抜け、最後は昨年の年度代表馬に2馬身差の完勝を決めた。

 昨夏も札幌でコンビを組み、条件戦で2戦2勝の好相性。「ポテンシャルが高いのは分かっていたからね」と打倒・モーリスへ思考を巡らせ、下した結論が逃げの一手だ。レースの2日前、バーバラ夫人にだけは「勝つために(ハナへ)行く」と告げたという。「切り札。トライしないとね」と白い歯をのぞかせた。

 大金星はいつでもリスクの裏に眠る。05年の有馬記念では追い込み馬ハーツクライを先行させ、3冠馬ディープインパクトを完封。「ここで逃げたら、次はもっと行きたがるかも」と先々の苦労を承知でバクチを打った。「夏はずっとこっちにいるから。札幌記念を勝ててうれしい」と伝統のG2を制し、素直に喜びを表現する。

 むろん、堀厩舎の手腕も大きな勝因だ。北九州記念(バクシンテイオー)と日曜の2重賞を射止め、ノーザンファーム代表の吉田勝己氏も舌を巻く。「きょうは完全に仕上がっていたな」。マイナス18キロと研ぎ澄まされた馬体に、トップステーブルの実力が凝縮していた。

 今後は放牧を経て、天皇賞・秋(10月30日・東京)へ向かう公算が大きい。鞍上の言葉を借りれば、次戦こそが試金石。それでも安心と信頼の堀厩舎なら、大一番でも激走の下地を整えてくるかもしれない。

新着ニュース

ニュースを探す

ご意見・ご要望

本サービスはより高機能なサービスの提供なども検討しております。お気づきの点がございましたらお気軽に下記フォームよりご意見をお願いいたします。

  • ご意見をご記入ください。

頂いたご意見には必ずスタッフが目を通します。個々のご意見に回答できかねますことを予めご了承ください。
また、連続して複数送信されると、受付できないことがあります。予めご了承ください。