1番人気に応え初重賞制覇を果たしたビッシュ(撮影:下野雄規)
10日、中山競馬場で行われた紫苑S(3歳・牝・GIII・芝2000m)は、中団でレースを進めた戸崎圭太騎手騎乗の1番人気ビッシュ(牝3、美浦・鹿戸雄一厩舎)が、3〜4コーナーで外から先団に取りつき、直線で楽々と抜け出して、外から脚を伸ばしてきた3番人気ヴィブロス(牝3、栗東・友道康夫厩舎)に2.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分59秒7(良)。
さらに3.1/2馬身差の3着に5番人気フロンテアクイーン(牝3、美浦・国枝栄厩舎)が入った。なお、2番人気パールコード(牝3、栗東・中内田充正厩舎)は5着に終わった。
勝ったビッシュは、父ディープインパクト、母バランセラ、その父Acatenangoという血統。オークス3着の実力を見せつける完勝で、初めての重賞制覇を果たした。また、同馬及び2着のヴィブロス、3着のフロンテアクイーンは10月16日に京都競馬場で行われる秋華賞の優先出走権を獲得した。
【勝ち馬プロフィール】
◆ビッシュ(牝3)
騎手:戸崎圭太
厩舎:美浦・鹿戸雄一
父:ディープインパクト
母:バランセラ
母父:Acatenango
馬主:窪田康志
生産者:ノーザンファーム
通算成績:5戦3勝(重賞1勝)