ディーマジェスティ、セントライト記念厩舎情報/美浦トレセンニュース

2016年09月14日 17:01

非常に元気が良く、貫禄もついてきた感じのディーマジェスティ(撮影:佐々木祥恵)

 セントライト記念(GII・芝2200m)で秋初戦を迎える皐月賞馬ディーマジェスティ(牡3・美浦・二ノ宮敬宇)が、蛯名騎手を背にウッドチップコースで最終追い切りを消化した。追い切り後の二ノ宮調教師のコメント。

「皐月賞(GI)を勝たせてもらった後、ダービーに向けて調教していく中で、順調ではないところもありました。それも馬自身の力で立ち直ってくれましたし、スタッフも一生懸命やってくれたおかげでダービーに出走できました。ダービー(GI・3着)ではジョッキーも一生懸命やってくれましたし、レースですから展開もありますからね。馬もジョッキーもスタッフも全力を尽くして頑張ってくれましたが、あの時点では力不足だったかなと反省もしています。

 ダービー後はさほどダメージもなく、北海道へと順調に送り出せました。まず函館競馬場で2、3日過ごして、その後はファンタストクラブ内の木村牧場で調整していました。その間、熱発があったりもしましたが、疲れも取れて調教をし始めました。ただ元々ツメが丈夫ではなくて、この兄弟はみなツメが小さいということもあり、蹄鉄の釘がなかなか打ちづらく、接着材で蹄鉄を装着しました。それで蹄底の成長を促し、2か月弱でだいぶツメも伸びてきましたので、そのまま函館に移動して何本か調教をしました。

 その後8月末に美浦に戻ってきましたが、こちらでは普通の蹄鉄を打っていますし、今はツメも良い状態で問題はありません。先週は息を作るのに、走る馬と一緒に長めから追い切りました。今日(9/14)は前の2頭を後ろから追いかけて、終いの感覚をジョッキーに掴んでもらうようにしました。走りづらい馬場でしたが、時計は予定より速くなりましたし、終いもしっかり伸びてくれました。

 春に比べて体重はさほど変わっていないと思いますが、つくところに筋肉がついたという感じもしますし、馬も落ち着いています。休み明けなので非常に元気が良く、貫禄もついてきた感じがします。普段から大人しく、競馬場でもさほどイレ込まないので、レースでも実力を発揮できるのだと思います。中山は経験がありますし、距離も問題ないでしょう。終いの脚がキッチリと決まるような競馬を期待していますが、次に向けて良いレースをしてほしいですね。あとはジョッキーに任せるだけです」

(取材・写真:佐々木祥恵)

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