阪神8Rの阪神ジャンプステークス(障害3歳以上GIII・芝3140m)は1番人気
ニホンピロバロン(高田潤騎手)が勝利した。勝ちタイムは3分28秒2(良)。半馬身差の2着に2番人気
アップトゥデイト、さらに3/4馬身差の3着に10番人気
テイエムシシーポスが入った。
ニホンピロバロンは栗東・田所秀孝厩舎の6歳牡馬で、父フサイチリシャール、母ニホンピロアニカ(母の父キャプテンスティーヴ)。通算成績は44戦9勝。
〜レース後のコメント〜
1着
ニホンピロバロン(高田潤騎手)
「今回は休み明けで、夏も暑く、思うような調教が出来ず、追い切りも2本で、正直なところ万全の体制というわけではなく、レースに行ってのポテンシャルに期待でした。馬場に入って返し馬からは気合も乗って、いいフットワークを見せてくれました。今日は馬の能力に助けられました。大目標はあとなので、そこに向かっていい形でいければいいですね。(このレース4連覇という)個人の僕自身の記録についてはあまり意識はありません」
(田所秀孝調教師)
「夏場に休んで少し緩んでいましたが、高田騎手が調教でうまくやってくれました。今日は休み明けの分なのか少しかかっていましたし、あの位置でいいのかなと思って見ていましたが、ジョッキーが本当に馬をよく知っていますね。脚をはかったように乗っていましたし、相当自信があったのでしょう。本当に馬が充実しています。この後は直行するか、もう一度使うかして、中山大障害へ向かおうと思います」
2着
アップトゥデイト(林満明騎手)
「今日は負けましたが、自分のレースは出来ました。休み明け2回目で変わってくれました。もちろん距離はもっとあった方がいいですね」
3着
テイエムシシーポス(佐久間寛志騎手)
「ほぼ思った通りのレースで、やったと思ったのですが......。追ってから甘いですね。最後の最後に止まってしまいました。でも福島の2着が本物ということは証明出来ました。次につながるレースだったと思います」
4着
アロヒラニ(石神深一騎手)
「ずっと勝ち馬の後ろでレースを運べましたが、勝ち馬が動いた時にスムーズについていけませんでした。本場の大きなコースの経験が少ないので、今回のレースはよかったと思います」
5着
ツイセキシャ(植野貴也騎手)
「昇級初戦で、このメンバー相手にこれだけのレースが出来たのですから十分です。まだ3歳ですからね。前に馬を置いてのレースがいいですね。一息入れて、グッと良くなってきそうです」