ケンタッキーダービー馬ナイクィスト BCクラシックを回避

2016年10月31日 10:26

 今年のGIケンタッキーダービー(d10F)勝ち馬ナイクィスト(牡3、父アンクルモー)が、11月5日にサンタアニタで行われるGIブリーダーズCクラシック(d10F)を回避することになった。管理するダグ・オニール調教師が、29日(土)に明らかにしたものだ。

 ナイクィストは27日(木)にサンタアニタで、ブリーダーズCへ向けた追い切りを敢行。ブリーダーズCターフに出走を予定している同厩のレイルズ(牡3、父スクエアエディー)と併せ馬を行い、先行した同馬に半馬身差まで詰め寄ってフィニッシュ。7F=1分27秒4の時計をマークした。

 ところが、調教後に同馬が前脚の球節を気にする素振りを見せ、レントゲンを撮った結果、骨折など大きな怪我ではないことが判明したものの、ブリーダーズCは回避することが決まったものだ。

 2歳時の昨年、デビューから無敗の5連勝でGIブリーダーズCジュヴェナイル(d8.5F)を制し、全米2歳牡馬チャンピオンとなったナイクィスト。3歳春もケンタッキーダービーまで3連勝し、無敗の連勝記録を8まで伸ばしたが、GIプリークネスS(d9.5F)で3着に敗れて連勝が止まると、GIハスケル招待(d9F)4着、GIIペンシルヴェニアダービー(d9F)6着と、3連敗を喫していた。

 ナイクィストは、現役を終えた後にダーレーにて種牡馬入りすることが決まっているが、このまま引退するのか、現役を続けるのかは、まだ発表されていない。

(文:合田直弘)

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