M.デムーロ騎手を背に、府中牝馬Sで重賞3勝目を挙げたクイーンズリング(栗東・吉村圭司厩舎)。次走予定のエリザベス女王杯(11月13日・京都芝2200m)には、シンザン記念から同騎手が手綱を握り続けているジュエラーが出走を予定していたことで今回は乗り替わりの予定だったが、同馬が回避したことによって、コンビ継続が決定。今朝3日はレースに向けた1週前追い切りをCWで行っている。

　デムーロ騎手を背にフィエスタオーレ、レイズアベールを追走。最初は3馬身ずつの等間隔だったが、1Fごとにその差が詰まっていく形。最後の直線は軽く仕掛けられた程度でしっかり前を捕まえて先着のゴール。6F82.4〜5F67.3〜4F52.7〜3F38.2〜1F12.1秒と速い時計を出してきた。

　過去には京都牝馬S1着、府中牝馬S1着の1週前追い切りがこんな感じだった。ローテーションを考えると、追い切り開始が少し遅い印象もあるが、これだけ動ける状態だという点を評価したいところ。

(取材・写真：井内利彰)