武豊騎手騎乗のアウォーディーがホッコータルマエに3/4馬身差をつけ優勝、GI初制覇を達成した(撮影:高橋 正和)
3日、川崎競馬場で行われた第16回JBCクラシック(GI・3歳上・ダ2100m・1着賞金8000万円)は、好位の外でレースを進めた武豊騎手騎乗の2番人気アウォーディー(牡6、栗東・松永幹夫厩舎)が、4コーナーで前に並びかけて直線抜け出し、2番手追走から食い下がった3番人気ホッコータルマエ(牡7、栗東・西浦勝一厩舎)に3/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分15秒3(重)。
さらに1馬身差の3着に5番人気サウンドトゥルー(セ6、美浦・高木登厩舎)が入った。なお、本レース3連覇を狙った1番人気コパノリッキー(牡6、栗東・村山明厩舎)は5着に終わった。
勝ったアウォーディーは、父ジャングルポケット、母ヘヴンリーロマンス、その父サンデーサイレンスという血統。オークランドRCT(1600万下)、シリウスS、名古屋大賞典、アンタレスS、日本テレビ盃、そして本レースと、ダート転向後無傷の6連勝で頂点に立った。武豊騎手はこれでJBCクラシック8勝目。
【勝ち馬プロフィール】
◆アウォーディー(牡6)
騎手:武豊
厩舎:栗東・松永幹夫
父:ジャングルポケット
母:ヘヴンリーロマンス
母父:サンデーサイレンス
馬主:前田幸治
生産者:North Hills Management
通算成績:32戦10勝(重賞5勝)
主な勝ち鞍:2016年日本テレビ盃(GII)
【武豊騎手のコメント】
凄く状態が良かったので、あまり細かいことは考えずにシンプルなレースをしようと思っていました。非常に乗りやすい馬で、道中もいい感じで走ってくれました。何とかこの馬でGIを勝ちたいと思っていたので、今日それが達成できて凄く嬉しいです。