「福島記念・G3」(13日、福島)
鮮やかな逃走劇を披露した。先手を奪った7番人気の
マルターズアポジーが条件戦から3連勝で重賞初勝利を飾った。
してやったりの武士沢は「最後まで気を抜かさないように気を付けていました。今は馬も充実していますし、自信を持って乗りました」と汗をぬぐった。自身にとっても08年新潟記念(
アルコセニョーラ)以来、8年ぶりの重賞制覇に「まだピンと来ていません」と喜びをかみしめていた。
福島では昨年のラジオNIKKEI賞でも12番人気で3着に好走。得意の舞台で結果を出した。堀井師は「自分の形に持ち込むと強い。きょうは2000メートルをこなせたのも収穫」とほほ笑んだ。
ゴスホークケン産駒として初の重賞タイトルを奪取した4歳馬は、ひと息入れて、年明けの東西いずれかの金杯を目指す。