ライジングリーズンが低評価を覆し勝利(撮影:下野雄規)
8日、中山競馬場で行われたフェアリーS(3歳・牝・GIII・芝1600m)は、中団でレースを進めた丸田恭介騎手騎乗の10番人気ライジングリーズン(牝3、美浦・奥村武厩舎)が、直線で外から脚を伸ばして、2番手追走から一旦は先頭に立った1番人気アエロリット(牝3、美浦・菊沢隆徳厩舎)を捕らえ、これに3/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分34秒7(良)。
さらにクビ差の3着に7番人気モリトシラユリ(牝3、美浦・堀井雅広厩舎)が入った。なお、3番人気コーラルプリンセス(牝3、美浦・高橋裕厩舎)は8着、2番人気キャスパリーグ(牝3、栗東・浅見秀一厩舎)は12着に終わった。
勝ったライジングリーズンは、父ブラックタイド、母ジョウノファミリー、その父キングカメハメハという血統で、これが重賞初制覇。また本馬を管理する奥村武調教師にとっても、これが初めての重賞勝利となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆ライジングリーズン(牝3)
騎手:丸田恭介
厩舎:美浦・奥村武
父:ブラックタイド
母:ジョウノファミリー
母父:キングカメハメハ
馬主:岡田牧雄
生産者:三城牧場
通算成績:3戦2勝(重賞1勝)