29日、東京競馬場で行われた根岸S(GIII・ダート1400m)は、内田博幸騎手騎乗の6番人気{horse=1999106730:リミットレスビッド}(牡7、栗東・加用正厩舎)が道中は中団の内を追走から直線外を伸び、さらに外から追い込んできた3番人気タイキエニグマに2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分23秒7(良)。さらにクビ差の3着には4番人気トウショウギアが入った。
勝ったリミットレスビッドは、父サンデーサイレンス、母は93年セントウルS(GIII)を制したエリザベスローズ(その父ノーザンテースト)という血統。全兄にデビューから01年きさらぎ賞(GIII)、スプリングS(GII)まで4連勝を飾ったアグネスゴールド、00年弥生賞(GII)優勝のフサイチゼノンがいる。01年12月にデビュー(阪神・芝1600m、2着)し、3戦目(同・ダート1800m)で初勝利。03年から04年にかけて芝の短距離戦で堅実な成績を残し、初の重賞挑戦となった04年CBC賞(GII)でも3着と好走。翌05年は骨折休養などがあり、3戦して結果を残せなかったが、今年に入り、02年8月以来のダート戦となる前走、ガーネットS(GIII)で重賞初勝利を挙げていた。通算成績22戦8勝(うち重賞2勝)。
鞍上の内田博幸騎手、管理する加用正調教師共に、同レース初勝利。内田博幸騎手は、マイネルハーティー(牡4、栗東・中村均厩舎)で制した05年ニュージーランドT(GII)以来となるJRA重賞制覇で、通算3勝目。加用正調教師はリミットレスビッドで制したガーネットSに続く今年のJRA重賞2勝目で、通算9勝目となった。