皐月賞に向けた1週前追い切りをCWで行ったスワーヴリチャード(撮影:井内利彰)
共同通信杯で重賞初制覇となったスワーヴリチャード(栗東・庄野靖志厩舎)。皐月賞(4月16日・中山芝2000m)に向けて視界良好、前走後は一旦放牧に出されており、3月3日にノーザンファームしがらきから帰厩している。
ここまで順調に追い切りを消化し、今朝5日はレースに向けたCWでの1週前追い切り。デビューから手綱を握り続けている四位洋文騎手が跨り、ウォーターレスター、トゥルーハートを5馬身ほど後ろから追走するという内容だった。
向正面から3コーナーあたりではラップが遅かったこともあり、少し行きたがるような仕草を見せたが、折り合いを欠くほどではない。4コーナーでは2頭を完全に射程に入れて、大外から並びかけていく。最後の直線はほぼ馬なりの手応えで2頭を追い抜いていき、楽々先着のゴールだった。
時計は6F81.9〜5F66.1〜4F51.1〜3F36.9〜1F11.9秒。最後まで脚色が衰えることなく、むしろ伸びていたくらい。器用に立ち回るようなタイプではないが、コーナーではしっかりと脚力を使えるタイプだということを示すような追い切り。個人的に中山芝2000mは心配ないと思うし、大一番に向けて状態は上向き続けている。
(取材・写真:井内利彰)