無敗の牝馬ファンディーナが皐月賞に参戦(撮影:下野雄規)
無敗の牝馬ファンディーナが参戦。牡馬の壁を打ち破って、69年ぶりの牝馬による皐月賞制覇を成し遂げることができるか注目したい。出走を予定している主な有力馬は次の通り。
■4/16(日) 皐月賞(3歳・牡牝・GI・中山芝2000m)
ファンディーナ(牝3、栗東・高野友和厩舎)は新馬戦を9馬身差で圧勝、2戦目のつばき賞はケタ違いの脚を使って完勝、そして前走のフラワーCは馬なりで5馬身差Vと、圧巻のパフォーマンスを見せ続けている。まさに底知れない素質の持ち主で、牡馬トップクラスが相手のここでも全く見劣りはしない。1948年ヒデヒカリ以来69年ぶり、史上3頭目の牝馬Vの可能性は十分にありそうだ。
スワーヴリチャード(牡3、栗東・庄野靖志厩舎)は2月の共同通信杯をV。他馬の脚を余裕たっぷりに確認しながらの抜け出し完勝で、クラシック有力候補に躍り出た。イスラボニータ、ドゥラメンテ、ディーマジェスティに続き、今年も共同通信杯組から皐月賞馬が誕生するか。
カデナ(牡3、栗東・中竹和也厩舎)は前哨戦の弥生賞を完勝。負けた2戦も含めた全てのレースで上がり最速をマークしており、破壊力はメンバー随一と言えるだろう。ここも一気に突き抜けての戴冠が期待される。
レイデオロ(牡3、美浦・藤沢和雄厩舎)は新馬戦、葉牡丹賞、ホープフルSと2歳時に無傷の3連勝を飾っている。ぶっつけ本番になったのはやはりマイナスと言わざるを得ないが、それを覆せるだけの力はあるはず。
その他、一叩きで良くなりそうな2歳王者サトノアレス(牡3、美浦・藤沢和雄厩舎)、アーリントンCを圧勝したペルシアンナイト(牡3、栗東・池江泰寿厩舎)、スプリングSを制したウインブライト(牡3、美浦・畠山吉宏厩舎)、毎日杯を勝ったアルアイン(牡3、栗東・池江泰寿厩舎)なども戴冠を狙う。発走は15時40分。