天皇賞(春)の1週前追い切りを行ったディーマジェスティ(撮影:佐々木祥恵)
天皇賞(春)(4月30日・GI・京都芝3200m)に美浦から出走を予定しているディーマジェスティ(牡4・美浦・二ノ宮敬宇)とプロレタリアト(牝6・美浦・小島茂之)が、それぞれウッドチップコースで1週前追い切りを消化した。2頭について関係者のコメント。
■ディーマジェスティについて、蛯名正義騎手。
「前走(日経賞・GII・6着)は勝ったシャケトラが馬なりで上がっていきましたが、こちらは追ってもついていけませんでした。本来はそんなことはないと思います。力を出し切って負けたわけではないですし、どこか良くないところがあるわけでもありません。何かちょっとしたことでこのような結果になっているのだと思います。今日の追い切りも最後の100mほどのところで重さを感じました。ただ暖かくなって絞れやすくなっていますので、前走時よりも素軽さが出てきました。
あとは腹回りがスッキリして長距離用の体になってくれればと思います。近走、モコモコしていたのは、そのあたりの影響もあったのかもしれません。ダービー以降、ずっとピリピリした感じがあって、セントライト記念はもっと楽に勝ってほしかったというのはありましたね。その時は次に良くなればと思いましたが、大きく変わらず結果も出ませんでした。今回はそのピリピリした感じは抜けてきたと思いますし、力はあるので、あとは何とか目覚めてほしいですね」
■プロレタリアトについて、小島調教師。
「良い状態に仕上げたいので、ここのところ調教を強くしています。それなりに疲れはありますが、良くなってきている手応えはありますね。週末はもう少し長めに乗る予定です。今回は相手が強いですが、良い状態で出してどういう競馬をしてくれるかですね。栗東には滞在せず、美浦で調整して競馬に臨みます。この馬は3走前も、美浦から京都(古都S・1600万下)に輸送して勝っていますからね」
(取材・写真:佐々木祥恵)