4月20日に天皇賞(春)の1週前追い切りを行ったサトノダイヤモンド(撮影:井内利彰)
2017年の始動戦、阪神大賞典で盤石のスタートを切った
サトノダイヤモンド(栗東・池江泰寿厩舎)。前走後も栗東で在厩調整しており、今朝20日は天皇賞(春)(4月30日・京都芝3200m)に向けた1週前追い切りを行っている。
朝一番のCWコースに
プロフェット、
ダノンシーザーとともに入場。前に2頭を見て、最後方からの追走だったが、6F標識地点での先頭との差は1秒くらい。道中の走りは全く力みがない。それでいながら、水平首で推進力がある走りは重厚感たっぷり。
最後の直線は内から2頭を追い越していき、あっという間に2馬身ほど抜け出した。最後はそれ以上伸びることもなかったが、このあたりは馬が理解している感じで、ソラを使ううんぬんとは違う。
時計は6F83.1〜5F68.5〜4F54.1〜3F39.1〜1F12.0秒と、数字自体は決して速くない。しかし先週と比較すると、動きの質は明らかに今週の方が上で、レースに向けて、きっちりとエンジンが温まってきたという感じがする。
(取材・写真:井内利彰)