◆第30回東京スポーツ杯2歳S・G2(11月24日、東京競馬場・芝1800メートル、良)
勝ち馬にのちのG1馬が多数いる出世レースは2歳牡馬12頭で争われ、1番人気の
ダノンヒストリー(美浦・堀宣行厩舎、父
エピファネイア)は7着だった。スタートで出遅れ、道中は後方3番手を追走。上位3頭が32秒台の上がり3ハロンは33秒5だった。
半兄は22年共同通信杯Vの
ダノンベルーガ、半姉は重賞2着6度の
ボンドガールで、今回と同じ
ダミアン・レーン騎手、東京・芝1800メートルだった6月の新馬戦を2馬身半差で快勝。5か月半ぶりの2戦目で、19年
コントレイル、21年
イクイノックス、昨年の
クロワデュノールと同じ2戦2勝での重賞初勝利を狙ったが、勝利はならなかった。
勝ったのは3番人気の
パントルナイーフ(クリストフ・ルメール騎手)で勝ちタイムは1分46秒0。2着は5番人気の
ゾロアストロ(トム・マーカンド騎手)、3着は2番人気の
ライヒスアドラー(佐々木大輔騎手)が入った。
ダミアン・レーン騎手(
ダノンヒストリー=7着)「ゲート内でソワソワして、いいスタートが切れなかったです。後ろからになりましたが、道中はいい走りに直っていったが、直線で勝負していこうとしたところからワンペースでした」
松山弘平騎手(
ローベルクランツ=8着)「スタートは良かったです。前半は少し力みはありましたが、流れには乗れました。ただ、3コーナーで何度かぶつけられてしまい、(気持ちが)一気に切れてしまいました。ちょっと不完全燃焼な競馬になりました」
北村友一騎手(
チュウワカーネギー=9着)「新馬を使った後、走るフォームが変わりました」
池上昌和調教師(
コッツォリーノ=10着)「新馬、2走目とスタートは良かったのですが、外枠だったし、スタートの出が鈍かったです。道中がスローペースの割に、ジョッキーの感じとしては、トモ(後肢)からグッとくる推進がここ2走と比べて足りない感じがしたということでした」
内田博幸騎手(
リネンタイリン=11着)「フワッと乗れればよかったんですけど、ちょっとペースが遅かったですからね。コーナーからハミを取ってしまった。短い距離を使っていた馬ですからね。1800メートルは長かったです」
戸崎圭太騎手(
ストームサンダー=12着)「下(馬場)が硬くて、それが気になっていたようで、直線はもうひとつだった感じです」