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【天皇賞】キタサンブラック“2強決戦”で雪辱V2 サブちゃん歓喜“レコード大勝”

2017年05月01日 06:08

 キタサンブラックと武豊を笑顔で迎える北島三郎オーナー(右)

 「天皇賞(春)・G1」(30日、京都)

 1番人気キタサンブラックが、最終4角で先頭に立ち後続を完封。G1・5勝目を挙げるとともに、史上4頭目の連覇を果たした。06年ディープインパクトの記録を0秒9上回る、3分12秒5のJRAレコードV。次戦の宝塚記念(6月25日・阪神)での春の古馬王道G1グランドスラム、そしてその先にある凱旋門賞・仏G1(10月1日・シャンティイ)挑戦へ-。現役最強馬の夢は限りなく広がっていく。2着は4番人気シュヴァルグラン。2番人気サトノダイヤモンドは3着に終わった。

 そこには、もはや疑う余地のない“歴史的名馬”へと昇華したキタサンブラックがいた。

 脚色がいっぱいになりながらも必死に先頭でゴールを目指す。後方から強敵2頭が迫るが、馬体を並ばせることすら許さない。鼻差の辛勝だった1年前とは違う、1馬身1/4差の完勝だ。昨年度の年度代表馬に輝いたプライドを胸に、有馬記念で後じんを拝したサトノダイヤモンドへのリベンジに成功。史上4頭目となる天皇賞・春連覇を成し遂げた。

「皆さんの期待に応えられてうれしい。最後はさすがにいっぱいいっぱいになったが、頑張ってくれと一生懸命に追っていた。勝たなければいけない立場の馬。そういう馬に巡り合えて幸せです」

 史上初のJRA同一G1レース8勝目を挙げた“平成の盾男”武豊も興奮気味に話す。自ら騎乗した06年に、ディープインパクトがマークした従来の記録を0秒9も更新する3分12秒5の大レコード勝利。「当時はしばらく破られないと思っていたが…。それでも今年は昨年よりも速いタイムで走れる自信はあった。改めて強い馬だと感じた」と名手も相棒の成長にうなる。

 レースは「ある程度予測していた」と話す通り、大外からヤマカツライデンが果敢にハナへ。ぐんぐん飛ばして引き離しにかかる場面もあったが、慌てず騒がず2番手をがっちりキープした。勝負に出たのが2周目4コーナー。「早く先頭に立ったが、この馬ならと思って追いだした」。その期待に応えてのG15勝目は、06年のディープを最後に途絶えていた1番人気馬の春天連敗をストップする勝利でもあった。

 清水久師は「素直にうれしいです」と安堵(あんど)の表情を見せる。「前走の大阪杯も休み明けだったが、結果にこだわっていました。体つきを見てもまだ筋肉が乗ってくるところはありそう。本当に健康で丈夫な馬です」と笑顔でうなずいた。次走は宝塚記念を予定しているが、「夏を無事に越せればフランスを含め、いろいろ考えます」。現役最強を誇示した今、凱旋門賞挑戦プランが、いよいよ現実味を帯びてきた。

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