日本産ハーツクライ産駒・ヨシダが2連勝でベルモントダービーへ

2017年05月22日 17:59

 20日に北米メリーランド州のピムリコ競馬場で、G1・プリークネスS(d9.5F)のアンダーカードとして行われた3歳馬による準重賞・ジェームスマーフィーS(芝8F)を、日本産馬のヨシダ(牡3、父ハーツクライ)が快勝。前走のメイドン(芝8F)に続く2連勝を飾った。

 3.8倍の2番人気での出走となったヨシダは、序盤は12頭立ての最後方で競馬を進め、3コーナー手前から鞍上のJ.ロザリオに促されて内埒沿いを通りつつ徐々に進出。直線に向いた時にはまだ7〜8番手だったが、残り300m付近で外側にいた馬を弾き飛ばすようにして馬場中央に出ると、そこから一気に加速して抜け出し、最後は後続に4馬身という決定的な差をつけて優勝を飾った。

 ヨシダは、北米でG1・バレリーナS(d7F)を含む5重賞を制したヒルダズパッションの2番仔。14年春にノーザンファームで生まれ、15年のJRHAセレクトセール1歳部門に上場されたところ、北米のケンタッキーに拠点を置くウィンスターファームが9400万円で購買。ウィンスターファームとチャイナホースクラブの共同所有馬としてウィリアム・モット厩舎に入厩し、昨年11月19日にアケダクトのメイドン(芝8F)でデビュー。ここ2着の後、ひと息入れ、4月9日にキーンランドで行われたメイドン(芝8F)を4馬身差で制して初勝利を挙げていた。

 ヨシダの次走は、7月8日にベルモントパークで行われるG1・ベルモントダービー(芝10F)になる模様だ。

(文:合田直弘)

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