愛・オブライエン厩舎の有力牝馬2頭が相次いで戦線離脱

2017年05月29日 11:30

 愛国のエイダン・オブライエン厩舎から、今後の古馬G1戦線で牡馬と対等に戦うことを期待されていたトップクラスの牝馬2頭が、相次いで戦線を離脱するというニュースが聞こえてきた。

 6月2日にエプソムで行われるG1・コロネーションC(芝12F10y)に出走予定で、ブックメーカーの前売りで1番人気に推されていたセヴンスヘヴン(牝4、父ガリレオ)に故障が発生。コロネーションCを回避し、秋まで休養することになった。3歳時の昨季、G1・愛オークス(芝12F)、G1・ヨークシャーオークス(芝12F)を制している同馬。今季初戦のG1・ドバイシーマクラシック(芝2410m)2着後、前走G2・ジョッキークラブS(芝12F)を5馬身差で快勝していた。

 また、5月28日にカラで行われたG1・タタソールズGC(芝10F110y)に出走予定だった、昨年のカルティエ賞欧州年度代表馬・マインディング(牝4、父ガリレオ)も、レース2日前の26日になって馬体に故障を発生。タタソールズGCを回避し、少なくとも秋まで戦線を離れることになった。

 7Fから12Fまで幅広い距離をこなしつつ、既に7つのG1を制しているマインディング。今季初戦となった、5月1日にナースで行われたG2・ムーアスブリッジS(芝10F)を3.1/2馬身差で快勝し、順調なシーズンのスタートを切ったばかりだった。

 両馬とも陣営からは“setback(=一頓挫)”があったという発表しかなく、どの部位をどの程度傷めたのか、詳細は明らかになっていない。

(文:合田直弘)

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