近親にアドマイヤミヤビがいるスワーヴエドワードがデビュー/関東メイクデビュー情報

2017年06月19日 18:00

スワーヴエドワードは順調にきており、切れる脚を使えそう(撮影:竹之内元)

 今週は第3回東京開催の最終週、芝でのみ新馬戦が行われる。過去の出走馬にはセイウンコウセイ(高松宮記念)、アルバート(ステイヤーズSなど重賞3勝)、ウインブライト(スプリングS)など活躍馬が出るレースとなっている。

◆スワーヴエドワード(牡、父エイシンフラッシュ、母スルージエアー、美浦・国枝栄厩舎)

 2015年のセレクトセール当歳セッションに上場され、取引価格は5616万円(税込)。いとこに現3歳のアドマイヤミヤビ(クイーンC1着、オークス3着)、祖母の半弟にディープインパクト、ブラックタイドがいる。14日の追い切りは想定よりも遅い時計になったようだが、跨がった戸崎圭太騎手は「気持ちが前向きだし、フットワークもいいですね。まだまだ変わってきてほしいところもあるけど、現状では十分でしょう。コントロールも利くし、ためれば切れる脚を使えそうなイメージ。いい馬ですよ」

 国枝栄調教師も「性格も体つきもいい。5月に入厩してからも順調に乗ってきたし、いいところがありそう」と好感触だ。6月25日(日)、東京の芝1800mを戸崎圭太騎手で予定している。

◆マイネルイノメ(牡、父スクリーンヒーロー、母コスモハート、美浦・鹿戸雄一厩舎)

 母の兄姉にマイネルキッツ(天皇賞・春)、マイネカンナ(福島牝馬S)がいる。14日に続き、18日にもウッドチップコースで時計を出しており、「そんなに目立たないけど、動き自体はまずまずといったところ。まだ全体的に緩いし、そのあたりがしっかりとしてくれば更に良くなってきそう。牧場でも期待されている馬だし、まだまだ変わってくると思います」と鹿戸雄一調教師。6月25日(日)、東京の芝1800mを柴田大知騎手で予定している。

◆リーベグランツ(牝、父ノヴェリスト、母オネストリーダーリン、美浦・菊沢隆徳厩舎)

 2015年のJpnIII・クイーン賞を制したディアマイダーリン(現1600万下)の異父妹。いとこにゴールドアリュール、ゴールスキーなどの活躍馬がいる。「1週前(14日)の追い切りは3頭併せの真ん中に入れても大丈夫だったし、キビキビと動けていた。お姉ちゃんに比べると素直な性格で体質面もしっかりとしている。新種牡馬の仔で血統的にも楽しみ」と菊沢隆徳調教師。6月24日(土)、東京の芝1600mを横山典弘騎手で予定している。

◆レッドガーランド(牡、父ディープインパクト、母フェアリーバラード、美浦・藤沢和雄厩舎)

 兄姉はコンスタントに勝ち上がっており、現8歳の異父兄にスーパームーンがいる。その他、伯母にレディバラード、いとこにダノンバラードやフサイチセブンなど一族には活躍馬が並ぶ。入厩後はゲート試験に手間取ったが、じっくりと時間をかけて乗り込まれてきた。

「北海道に連れて行くことも考えていたけど、元気がいいし、東京で使ってみることにした。十分に本数を乗り込んできたし、体力面や息遣いは問題ない。まだまだ2歳っ子という感じで若い馬だけど、血統的にも能力はあると思う」と藤沢和雄調教師。6月24日(土)、東京の芝1600mを戸崎圭太騎手で予定している。

◆ミュージアムヒル(牝、父ハーツクライ、母ロレットチャペル、美浦・古賀慎明厩舎)

 先週も紹介したが、若干の疲れが出たようで予定を延ばした。無理せずに回復を待ち、18日(日)にはウッドチップコースで5Fから時計を出している。特に大きな影響も感じられず、コンディション自体は持ち直しているようだ。「真面目な性格で気のいいタイプ。走りもいい」と厩舎サイドの評価は高い。6月24日(土)、東京の芝1600mを北村宏司騎手で予定している。

(取材・写真:竹之内元)

新着ニュース

ニュースを探す

ご意見・ご要望

本サービスはより高機能なサービスの提供なども検討しております。お気づきの点がございましたらお気軽に下記フォームよりご意見をお願いいたします。

  • ご意見をご記入ください。

頂いたご意見には必ずスタッフが目を通します。個々のご意見に回答できかねますことを予めご了承ください。
また、連続して複数送信されると、受付できないことがあります。予めご了承ください。