5日、中京競馬場で行われた中京記念(GIII・芝2000m)は、川田将雅騎手騎乗の5番人気
マチカネオーラ(牡4、栗東・伊藤雄二厩舎)が道中は後方に待機し、4角手前からスパートすると、早め先頭に立った4番人気
ローゼンクロイツとの競り合いをクビ差制して優勝した。勝ちタイムは1分58秒2(良)。さらに1.1/2馬身差の3着には1番人気
エアシェイディが入った。
勝った
マチカネオーラは、父サンデーサイレンス、母マチカネベニザクラ(その父ロイヤルアカデミーII)という血統。伯父に91年英・愛ダービー(共にG1)を制したジェネラス(父Caerleon)、97年マイラーズC(GII)など重賞2勝のオースミタイクーン(父ラストタイクーン)、従姉に05年ステイヤーズS(GII)2着で、JRA現5勝の
エルノヴァ(牝7、美浦・藤沢和雄厩舎、父サンデーサイレンス)がいる。04年8月にデビューし、3戦目で初勝利。その後も条件戦を着実に勝ち上がり、前走のアメジストS(4歳上1600万下)を制してオープン入りを果たしていた。通算成績13戦5勝(重賞1勝)。
鞍上の川田将雅騎手は
メジロマイヤーで制した小倉大賞典(GIII)に続く重賞制覇で通算2勝目、管理する伊藤雄二調教師は
エアメサイアで制した昨年の秋華賞(GI)以来の重賞制覇で通算77勝目となった。