11日、阪神競馬場で行われた阪神スプリングJ(JGII・障害3900m)は、白浜雄造騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝170円)テイエムドラゴン(牡4、栗東・小島貞博厩舎)が道中前半は後方を追走し、後半から徐々に進出すると、最後の直線で2番人気アズマビヨンドを3/4馬身差競り落として優勝した。勝ちタイムは4分24秒3(良)。さらに2.1/2馬身差の3着には4番人気バルトフォンテンが入った。
勝ったテイエムドラゴンは、父アドマイヤベガ、母ヤエシラオキ(その父マルゼンスキー)という血統。04年11月のデビュー後、平地では9戦するも勝ち星が挙げられなかったが、05年10月の障害未勝利戦(京都・障害2910m)を5馬身差の圧勝で飾ると、続く京都ハイジャンプ(JGII・障害3930m)、中山大障害(JGI・障害4100m)も立て続けに制し、JRA最優秀障害馬に選出された。今年初戦の春麗JS(OP・障害3300m)では直線伸びきれず4着に敗れていた。通算成績14戦4勝(障害5戦4勝、重賞3勝)。