セダブリランテスは追い切りの動きが良く出来もいいが距離が鍵となりそう(撮影:佐々木祥恵)
3着まで菊花賞(GI・芝3000m)の優先出走権が与えられるセントライト記念(GII・中山芝2200m)に、美浦から出走を予定している注目馬の1週前情報。
■セダブリランテス(牡3・美浦・手塚貴久)について、手塚調教師。
「牧場で外傷しましたが、それは問題はありません。今週(9/6)の追い切りも良い動きで、馬が充実しています。2200mがどうかなとも思いますが、操縦性が高く落ち着きがあり、前走(ラジオNIKKEI賞・GIII・1着)と同じくらい出来が良いので、やれるのではないでしょうか。
まだキャリアは3戦と浅いですが、1戦ごとにドッシリとしてきています。中山はデビュー戦以来となりますが、頑張ってもらいたいです」
■ミッキースワロー(牡3・美浦・菊沢隆徳)について、菊沢調教師。
「春先は少しムチッとしていましたが、しなやかさも出てきました。本格化は来年辺りになるとは思いますが、現状でも春先よりは無駄な肉が取れてきました。今週(9/6)の追い切りも良い動きでしたし、息遣いも問題なかったです。2200mは経験済み(3歳未勝利・1着、京都新聞杯・GII・5着)ですし、3歳馬同士の一戦なので楽しみです」
■サーレンブラント(牡3・美浦・戸田博文)について、戸田調教師。
「直線が長いコースの方が良いですし、中山ではコーナーで加速するときに外に膨れてしまって力が横に逃げてしまうのが課題です。ただここのところだいぶ力をつけてきていますし、外回りの2200mはさほどコーナーがきつくないので、こなしてくれるのではないでしょうか。
前走(信濃川特別・1000万下・3着)は直線の長いコースとはいえ、新潟のスピードの出る軽い馬場で頑張ってくれました。使った上積みもありますので、あとは折り合いとコーナーでの立ち回りがうまく行けば良いですね」
(取材・写真:佐々木祥恵)